エレベーター。どこの国に行っても珍しいものでもなんでもなく、気になるものではありません。しかし利用者の習慣については当地で暮らしていると何かと思うところがあります。今回の記事ではそんな思うところについてつらつらと書いていきます。
ベトナム人のエレベーターの使い方について気になること
其の一:乗り降りの優先がない
子どものときから親に「降りる人が先」と教わってきたので、たとえ降りる人が一人しかいない場合でもとりあえず降りる人が誰もいなくなるまで待つのが自然となっている私。これはエレベータに限らず電車などでも同じです。しかしベトナム人はそんなの関係ありません。降りる人も乗る人もお互い同じタイミングで避けながら乗り込んでいます。
其の二:エレベータの中でもやかましい
密閉された空間でも同じ声量で話すベトナム人。電話でもお構いなく大声で話し続けるベトナム人。時々ぶっ飛ばしたくなります。エレベーター内では私語を控えるか小声になる日本社会が慣れ切っている人にとってはこの声のトーンがどれだけ不快なものかご理解頂けるかと。
其の三:あんまり詰めない
これはいいことなのか?もうちょっと乗れるだろと思うときでも混みあっていると乗り込みません。基本的に身体が接触するぐらいまで詰めて乗るような感じはなく、パーソナルスペースの距離が日本のそれより近いベトナム人だと考えるとちょっと意外。日本の満員電車が慣れている日本人からするとこれはある意味いい習慣。
其の四:下に降りるのになぜか上行きのボタンを押す
下に降りるためには下行きのボタンを押してエレベーターを呼びますが、なぜか一緒に上行きのボタンも押してエレベーターを呼ぶ人を見かけます。理由としてはそのほうが速く呼ぶことができるから、だそうな。本当に上に行きたい人の迷惑になるんじゃ?とは考えないのは言うまでもありません。
其の五:エレベーターの中で子どもにお菓子を食べさせる親
お菓子を食べながらエレベーターに乗り込んでくる親子連れはよくいます。お菓子に限らず焼き鳥やフランクフルトといった類でもローカルエレベーターではよくある光景です。家まで我慢できんのか。。。
エレベーターをよく知らない年寄りも多い
ローカルのマンションでは住居者の祖父母が遊びに来るなんてことももちろんありますが、エレベーターの使い方が分からないという年寄りも結構います。特に最近のエレベーターはセキュリティのカードを使わないと行き先の階のボタンが押せないというタイプもありますので、こうなるとお手上げです。大概は同じ同乗者に伝えてその階まで行きつくわけですが、誰もいない場合は誰か人が来るまで立ち往生しているという光景も時々目にします。
ベトナムではエレベーターのメンテナンス頻度が何となく高いような気がしますし、どこの会社であってもエレベーターが故障中ということも結構あります。私が住むマンションでも2週間ぐらいずっとエレベーターが故障中ということがありましたが、修理にそんなに時間がかかるものか?と思いますし、単に管理会社がちゃんと対応していないだけではないのか?と思うことがよくあります。