コロナで人との接触を避けるうえで、在宅ワークはすっかり浸透しましたが営業活動をするにあたってリモート営業が実施されることもあります。しかし実際やってみると色々問題もあるわけでして、今回はベトナムでリモート営業をやってみて感じたことを書きます。
効率だけを考えるとこれだけ合理的なことはない
直接企業に足を運ぶ時間と費用をかけずにリモートで完結するならこれほど合理的なことはありません。実際数社リモートで実践しましたが、かなり効率的には思えます。
しかしここで一つ問題になるのが相手からの印象。顔見知りの人に対してリモートで営業するのはそれほど問題にはなりませんが、初見の人にいきなりリモートで営業提案をするのは気が引けるものです。というかそもそも営業に対してリモート対応を受けつけないという層もいますので、その辺りの見極めを間違えると「失礼な奴」扱いをされてその後はないでしょう。
意外と難しいリモート営業
とはいうものの事情があって初見の人へのリモート営業をやったことはありますし、されたこともあります。私が慣れていないというのもあるんですが、営業トークがリモートだと案外難しい。多分対面バージョンと、リモートバージョンで切り替えをしないといけないんだろうなということが分かりました。相手の反応を窺いながら営業トークを続けるのは鉄則ではありますが、その反応もモニター越しでは判断しにくい部分もあります。
若い世代ほどリモート営業に抵抗を感じない?
なんとなくですが若い世代ほどリモート営業を抵抗なく受け入れているような気がします。世代的に直接のコミュニケーションより電波を介したコミュニケーションのほうが圧倒的に多いからでしょうか。直接電話するよりもメールを好むのもこの世代の特徴かと思います。因みに当の私もどちらかと言いますとこの若い世代寄りなところはあります。ただ同じ電波でもSkypeやLINE、Messengerのみで他社と業務連絡をするのは抵抗を感じます。
時代の流れとして今後リモート営業が主流になったとしてもそれはそれで全然ありだと思います。今はまだ少ないと思いますが、対面の営業はダメだけどリモート営業だと抜群のパフォーマンスを発揮する営業マンも現れるかもしれません。私もリモート営業にも慣れていかなければならないと感じる昨今です。