ベトナムのローカル歯医者で思うこと

先日ベトナムのローカル歯医者でクリーニングをしてきました。今回はその時の体験と改めて感じたことについて書きます。

何となく思いつきで

歯医者って確か中学生のときに行ったのが最後だったので、健康診断などの歯のチェックを除けば20年以上ぶりぐらいに歯を見てもらいました。たまたまYoutubeの動画で歯石取りを見たのと、先月ぐらいから下歯の裏に少し気になる歯石ができたので、できれば取りたいなぁというのが動機です。結構定期的にクリーニングをしているというベトナム人の友人がいることと、妻が

「歯石を取りたい?じゃあ歯医者行けば?すぐにやってもらえるわよ。私も年1回ぐらい行ってるし。」

と言いますので、ローカルの歯医者でクリーニングをしてもらうことにしました。

実際にやってみて

平日の午前中ということもあるのか?近所のローカル歯医者に行ったんですが他に客は誰もおらず、すぐに通してもらい施術を始めます。歯石取りって小学生のとき以来かなぁと思いつつ、何となく当時の感じを思い出しながら20分ほどで終了。特に出血もなく痛みを感じることもありませんでした。

私「ありがとう。いくらですか?」

歯医者「5万VND」

私「え??いくら???」

歯医者「5万VNDです」

普段金額を聞き間違えるなんてないんですが、思わず聞き返してしまいました。5万VND(≒250円)、安すぎる。確か他の人のブログでローカル歯医者でも20万VNDぐらいだったと書いていたはずだが。。。

実際に施術後の歯を見てみると、気になっていた部分の歯石が取れているのはもちろん、それ以外の部分の歯石もなくなっていましたし、色素のステインも取れています。まあ粗さは正直ありますが、とりあえず歯周病の原因になりそうな歯茎周りの汚れはしっかり取れていました。値段も値段なので何も異常がないなら文句のつけようがありません。しかしそれでも値段が衝撃だったので帰って妻に話をします。

「まあこの辺(ハノイ郊外)だったらこんなもんでしょ。中心部の総合病院とかなら20万VNDぐらいはするかもね」

とのこと。定期的なクリーニングで同歯医者をこれからも利用するのは全然ありです。

とは言うものの

しかしじゃあ在住の日本人にお勧めするかと言うと中々難しい問題があります。まず虫歯やインプラントなど治療に関しては不安がありますので、金銭的に余裕があるのなら日系の歯科に行けばいいでしょう。まあベトナム人はローカルの歯医者で治療していますから全否定はしませんが、あくまで安心を金で買うといった話です。あとやっぱり治療後のケアの話なども大事だと思いますので、言葉の問題も大きくあります。

以前娘の歯が生えそろったときに今後のケアについて私と妻で改めて知識共有をしておきたいということで、ハノイのなごみクリニックで日本人先生とベトナム人先生の4人でカウンセリングをしたことがあります。すごく丁寧に教えてもらいましたし、高級ホテルのような院内なので非常に快適でした。改めて歯のトラブルが起きたときは是非相談したいと思う対応でした。

改めて日系のローカルの使い分けについて考える

日系を利用するかローカルを利用するかは場合によりますが、やっぱり長く生活する以上はそれぞれの使い分けが重要かと。食事一つとってもローカル飯のコスパの良さが注目されがちですが、どちらかというと日本食のコスパが悪いというのが私の感覚なわけで、日本人同士の付き合い以外で日本食レストランに入ることはありません。

今のところローカルと日系(外資)の日常的なサービス利用の割合は8:2ぐらいですかね。継続的に利用している日系と言うと美容院とスーパーぐらいでしょうか。しばらく日本に帰ってませんが、一時帰国の際に色々補充することを考えるベトナムで日系を利用するのは上の2つぐらいで今のところ足りています。

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