もう半年以上前の話になりますが、ハノイにある楽々センターという診療所へ行きました。今回はそのサロンへ行った時の所感について書きます。尚、店自体が良いか悪いかを評価する記事ではありませんのでご了承ください。
楽々センターとは
筋膜リリースをメインに治療を行っています。もともと「筋膜ラボラトリ―」という名前で23 Phan Chu Trinhのサンレッドリバービルディングに入っていました。ここは日系企業も多く私の顧客も多数おりますので訪問するたびに気にはなっていましたが、現在は「楽々センター」と名前を変え、53Phan Ke Binhに移っています。ここって日系なのかよく分かりませんが、とりあえず日本人相手に商売をやっているのは確実です。でもってちゃんと日本式で学んだセラピストが対応するようにはなっていますが、日本語については人に依りけりです。因みに筋膜リリースがよく分からないと言う方は会社のURLを貼っておきますのでご覧ください。
楽々センターへ行くことになった経緯
コロナの影響であまり外に出ず、ほとんどデスクワークオンリーで仕事をしていました。しかもその時は人員が不足していたこともあり、コロナで全体の仕事量は減っているのにも関わらず、私個人が捌く仕事量は増えているという事情も重なりました。で、あるとき気が付くとお尻と腰がめちゃくちゃ痛いくなりまして、ピーク時は椅子に座るとすぐに太ももがしびれるような感覚に襲われたのです。そのときは立ちながらパソコンワークをしたものでした。できれば数日休んでといきたいところですが、日本人は私しかおりませんのでそれも叶わず、結局働きながら少しずつ治すという選択に至ります。
学生時代にスポーツで腰を痛めてから、腰のケアには気を付けていましたがお尻を痛めたのは初めてです。とりあえずネットで症状に照らし合わせながら調べると、恐らく「坐骨神経痛」ではないかと思われました。
「だったら病院へ行くより整骨院かな?そういや楽々センターは筋膜リリースとかだから効果あるんじゃない?」
というわけで利用するに至ったわけです。
言ってしまえばマッサージ、でも・・・
整骨院というと私の中では電気をあてたり、針を刺したり、矯正器具で身体のゆがみを直したりといったイメージですが、楽々センターではマッサージオンリーです。あくまで筋膜のねじれなどを治していくということなので、人の手だけでじっくりとメンテナンスをしていきます。リラクゼーションではなく治療目的なので、事前の問診で確認した症状に沿って、徹底的に該当箇所を攻めていくやり方です。
ピンポイントでツボを捉えてくるのは流石
直接このお尻の痛みを取るのにどれほどの効果があるのかは分かりませんが、ピンポイントでツボを捉えてくる指さばきは流石です。てか普通のリラクゼーションマッサージの3倍ぐらいの金額ですので、それぐらいではないと割には合わないんですけどね。でも初回は90分やりましたが、気持ちよさはあれど症状は大して変わりませんでした。とりあえず3回ぐらい続けて様子を見ようと言われ帰路につきます。
3回終えての効果は?
言っているうちに3回が終了。ピークの痛みを10とすると3回目が終わったときの痛みは7ぐらい。正直微妙です。マッサージの効果で3ポイント痛みが軽減されたのか、単なる時間経過の効果なのか分かりませんが、とりあえず5回までやって様子を見ることにありました。
はい、5回目終了
5回目を終えての痛みが5ぐらい。
担当者「どの部分が固まって症状がでているのかは分かるんですが、その筋肉がどうやってもあるレベルから柔らかくなりません。これはもうずっと付き合っていかなければならない痛みかもしれません。」
私「マジかー(T_T)」
あー早くも持病持ち人生かと思いつつ、そもそも自分が思っている坐骨神経痛なのかどうかは分からずじまいでした。ここのスタッフは日本語は分かるのですが、実際の日本人整骨院の先生のように病名とか、何が原因でこういった症状が引き起こされるかの説明は言語の関係上、詳しくしてくれませんのでカウンセリングという観点では不満でした。途中、「だったらベトナム語でとことん説明してもらおうか」とも思いましたが、「癒着、坐骨、ねじれ」など、色々分からない語句がたくさん頭に浮かんだので断念。病気系のベトナム語はまだまだ初心者レベルです。
とりあえず筋膜リリースがどんなものかを知れたことは良かった
3回ぐらい通って症状が随分収まったという話も聞きますので、人や症状に依りけりなんでしょう。私の場合はたまたま自分の期待した期間での改善は叶わなったということにしておきます。因みに特に異常はなくてもメンテナンス目的でマッサージをするコース(50万VND)もあるようなので、こちらについては下手なリラクゼーションの安いマッサージへ行くよりありかなとは思っています。
で、それから半年ほど経ちましたが、現在私の身体は元通りに戻って痛みも全くありません。どうやら持病持ち人生は今のところ回避できたようです。