ベトナムの脱税事例を集めただけで一冊の本が書けるんじゃないかと思う今日この頃。今回はベトナム人経営者連中と節税について話をしていたときについて感じたことを書きます。
知りたいのはルール
自分で会社をやっていますと会計税務などについて頭を悩ますことがありますが、そんなときに大体ベトナム人経営者数人と酒を飲む機会がありました。ちょうど良い機会だと思い税申告についてどうしているか、この場合は損金計上できるかなどといった会計に関する話題を振ります。
ただ返答は「こうすれば大丈夫」とか「こうやっとけばバレない」といった感じのもので、なんで脱税前提やねん!といった話になります。ベトナムは個人経営の店から小規模な会社の税意識が低いというのは知る人ぞ知る話ですが、私のような外国人でこれが普通の感覚になると後々イタイ目にあうこと必至なので考えが染まらないように注意しています。
日系でも某大手企業が税関係で不正を行い問題となっていましたが、そもそもここに汚職が絡んでいるからこういうことになっているとも言えるわけでして、上で挙げた経営者連中も結局何かあったら金で解決できるというのが根本にあるからこういう思考になるのではと思われます。
来月決算でして。。。
来月決算なので節税対策など含め色々考えることが増えます。ここでもやっぱり変なアドバイスが各方面から届くわけで、「そんなことやってりゃ毎年法人税ゼロにできるわ!」みたいな甘言を受けることも。この前もインボイスの偽造業者が捕まってましたし、経費の空計上とかバレるかどうかは別としてサポートする業者がいくらでもいることが分かりました。
こういう業者ってベトナム以外の国でも結構いるものなんだろうかと思う今日この頃です。