ベトナム人のモラルについて頭を悩まさせている日本人は多いかと思います。同じベトナム人でもその人の育った環境や性別、学歴、社会的身分などでモラルの差は大きく変わってきますが、現地在住の日本人であればモラルのないベトナム人の行動に業を煮やしたことが一度は必ずあるでしょう。今日本で何かと話題に上がるベトナム人ですが、本記事では日本で問題になりやすいベトナム人の行動について、現地目線で紹介します。
よく言われるモラルのないベトナム人の行動とは
声が大きい
基本的にベトナム人は声が大きいです。特に公共の場で声量を調整しないベトナム人も多いので、日本人からすると余計にやかましく感じるかと思います。例を挙げますとエレベーターの中。日本であれば誰かと会話をしていてもエレベーターで人がたくさん乗っていれば、声を小さくするか、降りるまで話を止めるかの行動をとるかと思います。しかしベトナム人はこういったことをしない人が多く、お構いなしにガーガー喋り続けます。電話で話すにしてもお構いなしに話し続けます(しかも電話の声量がまたやかましい)。特に田舎の人はこの傾向が強く出ます。
騒ぐ
日本のマンションなどは特に騒音に気を付けなければいけませんが、ベトナムではそんなことはありません。例えば夜でもマンションの廊下で子どもがはしゃいでいますし、身内や仲間を呼んで家でパーティ、はたまたカラオケということもよくあります。普通こういった騒音があればクレームものなのですが、ベトナムでは皆がお互い様精神なので、気にしません。言ってしまえば「今日は隣がやかましいけど、明日はうちがやかましくなるから仕方がないわね」みたいなノリです。ローカルのマンションでも比較的安価なマンションほどこの傾向が強く、ハノイにある政府支援の激安マンションの環境は中々惨状なのだとか。ベトナム人の友人がそう言ってますので、相当なものなのでしょう。
謝らない
ベトナム人が謝らないことについては別記事で書きましたが、咄嗟に謝るという習慣(というか躾)が出来ていない人は多いです。特に中途半端な年齢層にこの手の人が多く、案外若者のほうがちゃんと謝る率が高い気がします。これもその人が育った環境に依存しますが、咄嗟に謝ることができないベトナム人は日本人から反感を買いやすいので、ベトナム人の間でも注意するポイントとしてよく紹介されています。
ゴミを捨てる
ベトナムはようやく分別の概念が出てきましたが、それでもまだ日常範囲で実践する段階には来ていません。なのでゴミは全部一緒くたにしてポイっです。まあゴミ箱に捨てるなら問題ないのですが、やっぱりモラルとして挙げるのはポイ捨て。これもその人の育ちがよく出ます。ポイ捨て理由の一つに「掃除をする人」が挙げられます。この「掃除をする人」は市内の清掃を行っている国が管理する労働者で、路上に落ちているゴミや置かれているゴミ袋の掃除なども担っています。捨てる人からすると「どーせ掃除人がきれいにするから問題ない」ぐらいの感覚でやっているみたいですが、「ポイ捨て=格好悪い」という感覚はないのでしょう。因みに日本ではポイ捨てはしなかったが、ベトナムではポイ捨てをするというベトナム人もいます。ある意味場所をわきまえて使い分けているとも言えますが、ベトナムの発展という観点からは残念な奴かと思います。
食べ方が汚い
食べ方が汚いといっても色々ありますが、
①くちゃくちゃ音を立てて食べる
②手を洗わないで食べる
③ゴミを机の下に捨てる
辺りが代表的でしょうか。やっぱり育ちが出るというか田舎の人ほどこの傾向が強く出ます。
結局はその人の育ち次第
一応フォローをしますと全てのベトナム人がこうというわけではありません。もう少し突っ込んで言いますと、やっぱり都会より田舎の人のほうがこの傾向は強く出ます。都会では引かれますけど田舎ではOKみたいなモラルも結構ありまして、やはりその感覚の差は大きいです。なので日本でモラル的に日本人を不快にさせているようなベトナム人は根本的に分かってない可能性もあるので、しっかり教える必要はあるかと思います。もし教えても理解しない、あるいは敢えて従わないような輩は警察に通報するしかないかと思います。因みに若い子たちの間ではこのモラル差が一つの恋愛目安にもなっていまして、大体似たようなモラルレベル同士の人が恋人、夫婦になっています。