ちょっと今年のテト休みを振り返ってみた

7年ぶりにテトをベトナムで過ごした私。結婚してから初めて妻の親族と一緒にテトを過ごしたので、まあ暇ということは全然ありませんでした。テトも終わり少し落ち着いたので、今回のテトで感じたことをつらつらと書き並べます。

今更ながら大晦日もテトと言うのね

テト、テト、テト。どこにいっても聞く言葉ですが、改めていつからいつまでをテトと言うのかを考えるきっかけに。私の中では完全に旧暦の1月1日から1月3日までぐらいと思い込んでいましたが、大晦日もテトと呼ぶそうな。なので旧暦の大みそかの日に「tết 30」と言われたり、改めて「tết=節」の意味を実感。

相変わらず身内多すぎ

全然予想はしてましたが、訪問する家、来る客の数が半端なかったです。全部親戚なんですが、父方だけで余裕で100人超え、母方も合わせると200人もゆうに超えるレベルでした。妻はハノイの出身ですが、ハノイの郊外なので環境的には地方の田舎とそれほど変わりがありません。どのような関係の親族なのかを妻自身も把握してない「何となく身内」はたくさんいます。しかし村の中では外国人がいないということもあり、向こうは私のことを認識しているわけです。ただ日頃から面識のある親族以外を頭に入れるというのは土台無理な話でして、適当に挨拶だけ済まして、後はすぐ忘却というパターンの繰り返しです。

新年の挨拶をだるいと感じるベトナム人

新年の挨拶を嬉々として遠い親戚でも回るのは年配層。ベトナム人の若者は正直ダルイと思っている人も多い模様。妻のいとこの男性(24歳)とも一緒に周りましたが、自分がほとんど関わりのない家まで行くのは面倒臭いと言ってました。そのいとこも10件目ぐらいを周った後で、「もういいだろう」となり途中リタイア。妻も同じような感覚で、昔はだるがってよく両親から怒られたと言ってます。なのでテト期間中に敢えて旅行を入れて田舎から逃げる戦法をとったこともあるのだとか。。。

因みに新しく覚えたベトナム語[quê gốc]。quêは故郷、gốcは源とか元の意味。ばっちりとした日本語訳が浮かびませんが、古くからそこに住んでいて、その村の中で結婚を繰り返してきて暮らしている田舎、みたいな感じです。私の母方の祖父母は鹿児島県の田舎出身で、そこもかつてはそんな地域だったみたいですから、そこに当てはめると妻の田舎を理解するのに役立ちます。交配という観点でいくと近すぎて微妙な感じがしますね。

テトは常に身内と一緒に過ごすもの?

結局1週間のテト休みの期間、毎日親族(妻の実家)に行ってました。私のうちからバイクで30分程度なので、泊まったりとかはないのですが、毎日代わる代わる訪れる人との飲み会、また自分が身内の家を訪問しての飲み会の繰り返しです。幸いと言いますかベトナムの料理や地酒、ベトナム語での談笑も全然OKですので苦にはならないのですが、それにしてもこれだけ集まっても身内が尽きないのは流石という感じです。

来年もテトをベトナムで過ごしたいかと言われると?

テト期間中は従来日本へ一時帰国していますので、そこと比較するとやっぱり日本でのほうが充実した日を過ごせます。まあベトナムのテトも全然嫌ではないのですが、親族同士での飲み会はテトじゃなくても常日頃ありますので、それほど物珍しさはありません。またベトナム人ならではのテトに対するわくわく感も私はそれほどです。まあたまにならいいけど、来年は確実に日本へ一時帰国希望といったところです。そのときコロナはどうなっていることやら。。。

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