日本では飲食店に外部で買った飲食物を持ち込むことはタブーです。そんなことをしていると非常識な客扱いになるでしょう。一方ベトナムではそこそこの高級店でない限り、持ち込みは無料でOKというところが多いです。今回はレストランでの飲食物持ち込みについて。
持ち込みOKな店でもお金を取る場合
例えばファストフード店などでは外で買ったものを店で食べていたとしても注意を受けることはありません。ファミリー層などでそれをやっている人もよく見かけます。一応メインで食べるものがその店で注文したものであれば、そこまで気にはしないといった感じです。
しかし一般のレストランなどの持ち込みで一番持ち込まれるのは酒かと思います。酒の持ち込みについて少し詳しく書くと以下のようになります。
それなりの高級店、日本料理屋の持ち込みは有料
大体一本につきいくらみたいな感じで請求しているところが多いです。上記の店は酒自体もそこそこ値が張るものしか置いてませんので、外から自由に持ち込まれると売り上げに響くという事情もあるのかと思います。ボトル一本2000円~3000円ぐらい取られるのが相場ですかね。
ローカルの大手レストランでは半々
店を色々なところに展開している大手レストランでは有料、無料半々です。大体持ち込み量は500円~1000円程度。この手の店は大量生産の安い酒を仕入れているところが多く、味もイマイチで安全性を気にする人も多いので外からの持ち込みを希望するベトナム人も多いです。
・ローカルの店(ビアホイなど)
基本的に無料です。店で売っている酒もボトル一本500円程度なので、店側もそこを有料にして客が来なくなるよりは、どうぞ持ち込んでくださいスタンス。ポリタンクに酒を入れて持ってくる人もよく見かけます。ローカルの店では自分の店で酒を造っているところも多く、不良な店では有害な不純物が混じっている可能性もあり(もちろんそんな店は少ない)、そういったリスクや懸念を無くすために自分たちの酒を持ち込みたがる事情があります。またベトナムでは各家庭で酒を造る(正確には漬ける)文化がありますので、自分の家の酒を皆に振舞いたいという心理もあるのではないかと。私も自分で酒を漬けてますが、やはり仲の良い友人に味わってほしいという気持ちはあります。
友人と二人でビアホイに言った場合、上の酒と料理3品ぐらいを頼んで一人頭1000円程度。酒を持ち込めば度数40度の酒が700ml前後ぐらいなので、正しくセンベロ(*「1000円でベロベロに酔うの」意)を味わえます。これは飲み会で最強のコスパを誇ります。
因みに子どもの離乳食といった類であれば持ち込みに特に神経質になる必要はないでしょう。