この前日本人からベトナムで知り合いに弁護士がいたら紹介してほしいと言われました。どうやらその人の勤め先とひと悶着あったようです。現地採用者と日系企業の揉め事はそう珍しいことではないですが、実際に法的な解決手段を用いて対抗する人はほとんどいないと思います。さて、今回はベトナム人に日本の弁護士の紹介を依頼された件について書きます。
友人の兄が捕まった
日本で知り合って仲良くしていたベトナム人の友達がいたのですが、その兄がある犯罪に巻き込まれて日本の留置所に入っているとの連絡がありました。その兄を助けるために腕利きの弁護士を紹介してほしいと言われたのです。しかし何となくきな臭い話ですし、状況についてイマイチ見えてこない部分もありましたので断りました。
一体どんな犯罪に巻き込まれたのか聞いてみると、ベトナム人同士のいざこざに巻き込まれたとのことです。死傷事件になってますから当時ニュースでも見たのを覚えていましたが、ベトナムに特に関りのない人でもまたベトナム人が面倒を起こした的な感じで取り上げられていました。
兄がその事件に関与しているのかと聞いてみると、どうやら直接関与はしていないが関与を疑われているとのことらしいです。事の真相はよく分かりませんが、今ではその友人も音信不通になってしまいました。その友人自体は何もしていないはずなので、どこかで元気にやっていればいいんですけどね。
入管法違反の弁護
日本にいるベトナム人の友人のために日本の弁護士を紹介してほしい。
あるベトナム人にそんな依頼をされました。理由を聞くと入管法違反の関係で捕まったからみたいなことを言っています。弁護士を紹介してくれと言われてもって感じで、明らかにベトナム人側に非があることについて自分の知り合いの弁護士を紹介する気にはならないので断ることに。困っている友人を助けたいという気持ちはあるものの、内容が内容だけに第3者を巻き込んでというのにはやはり気が引けます。でも似たような事例って日本でも結構あると思うのでビジネスと割り切ればそれなりに需要がある分野なのかなぁ。。。