ベトナム人の夫婦を見るとほとんどが男性が年上で女性が年下です。この理由としてはそもそも男性、女性の双方がそういった年齢関係を好むということもありますし、女性が年上は身内からの受けが悪いという社会事情もあります。今回はベトナム人夫婦の姉さん女房について書いていきます。
田舎に多いベトナム人の出会いから結婚まで
ベトナムでも最近の若者は結婚に対する価値観が変化してきていますが、田舎の方へ行くと今でも昔ながらのスタイルで結婚している若者も普通にいます。ざっくりとですが、
・20歳前半までに結婚
・適当な相手がいなかったら親、または身内が適当な相手を見つけてくる
というものがあります。また結婚した以上は子どもを持つことが当たり前という考えがあり、子どもがいなかったら結婚する意味がないというのが一般的な価値観です。なので結婚してから子どもが中々できないと周りから「子どもはまだか」という質問攻めに遭います。未婚の女性であれば「夫はまだいないのか(lấy chồng chưa?)」尋問です。
ベトナムの友人が語る姉さん女房NGな理由
とまあ主に田舎における結婚事情ですが、その友人も地方の田舎出身でして同じような境遇の友人は地元にたくさんいるとのこと。その友人はハノイで結婚しており、田舎の煩わしさを逃れるために将来的にも帰郷するつもりはないと言ってます。
そんな友人と飲んでいた時に姉さん女房を敬遠する理由としてこんなことを言ってました。
「昔の田舎は子どもが5、6人いるのが普通だったからね。最初の子どもから一番最後の子どもまで10歳以上離れているなんてのも普通。だから単純に奥さんが年上だと10年も時間が経てばおばさんになっちゃうだろ?夫はそんなおばさんを抱く気にはならないから妻はできるだけ若い方がいいと考えるんだ(笑)性的に魅力がなくなると浮気に走る男も多いし、だから女性も年上男性を取ったほうが安全とも言える。」
つまり子どもを作る期間が仮に10年以上あるとした場合、年上の女をもらうと後半はオバサン化して抱く気が失せる。結果子どもが少なくて浮気のリスクも向上。夫婦、両親、親戚みんな悲しいということなんだとか。「産めよ増やせよ」じゃありませんが、子どもの多さは意図的なものから単なる結果論まで現在も色々とのことです。そう言えば妻の身内にも男の子が生まれるまで子どもを作り続けているのがいたな(第5子で待望の男児誕生)。
また同じような感覚で男側の両親も年上のお嫁さんとなると、妊娠の可能性という点で心配する人も多いと聞きます。
女性に対して求めるものがある意味ストレート過ぎる気もしますが、子孫繁栄という意味では大事なことかもしれませんね。まあ今となっては子どもの数も2~3人程度で落ち着いてきていますから、そんな風習も徐々に薄くなっていくのではと思われます。因みに夫婦に限らず女性が年上のパターンを見ていますと、高収入で結構年齢のいってる女性(男性が半分ヒモ)や離婚歴のある人が多いように思います。