整形大国と聞けば韓国が最初に頭に浮かぶ方も多いと思います。日本でもプチ整形などをこっそりとしている人もいると思いますが、まだまだ一般的とは言えないんじゃないでしょうか。今回はベトナムの美容整形についてお話します。
美容整形に対する社会の感覚
韓国に住んでいる友人によると、韓国は美容整形に対して寛容で親で子どもの整形を推奨する人もいるとのこと。親からすると、自分の子どもが親から譲り受けたものをより良くするのは親孝行だと考えるのだとか。就職活動を有利にするために整形をしたり、親がお祝いに美容整形費を出してあげたりなど色々あるようです。日本の「親からもらったものを変えるなんて。。。」という考え方の逆をいってますね。もちろん個人差はあるんでしょうけど。
一方ベトナムについて。あまり親が進めているという話はききませんね。どちらかというと否定的な立場の人が多い気がします。一応両親の顔の遺伝を引いて可愛がってきた子なわけですから、それが大きく変わってしまうとやっぱり親としては悲しいものがあると思います。絶対反対というものでもないのでしょうが、多分日本人の感覚のそれと似たような感じだと思います。
美容整形の度合い
全体的な美容整形
ベトナムでも正式なライセンスを持っているクリニックでばっちり整形をしようと思うと結構なお金がかかります。なのでそういった整形ができるのは富裕層に限られるので、必然的に母数が下がります。ただベトナムのある銀行では美容整形に関するローンを組めるサービスを数年前にはじめましたので、富裕層以外にも利用されやすくなっていく気配はあります。
目の美容整形
目を少し大きくするなどのプチ整形は値段も手ごろでお手軽なので、それなりにやっている人が多いんだとか。またそこに対する後ろめたさもそれほどないようです。
鼻の美容整形
多くのベトナム人女性でコンプレックスを抱きやすいのが「鼻」です。ベトナムに限らず東南アジアの女性は鼻が低い人が多く、全体的に団子鼻の割合が多いので鼻筋の通った高い鼻は憧れの対象です。なのでそんな鼻に憧れて整形をする女性もそれなりにいます。手術直後は鼻の部分にガーゼをあてて外を歩いていますので、見れば「整形中」というのがすぐに分かります。周りの人にそう思われても別に恥ずかしくないのか謎ですが。。。
豊胸手術
豊胸も結構います。元々人種的に胸が小さい人が多いので、ある程度胸の大きさに憧れるのは分かります。そういえば妻は出産後に胸が大きくなったわけですが、しばらく妻と会ってなかった銀行の従業員(妻が妊娠出産したことを知らない)が出産後の妻とあった際、明らかに胸が大きくなっているのを見て豊胸手術をしたと思ったそうです。銀行の窓口で豊胸手術について話せる緩い社会、いいですね(笑)
知り合いの美容整形経験者
私の知り合いにも美容整形の経験者が何人かいます。目や鼻をやっていますが、まあわざわざ整形しなくてもそれなりに容姿の良い子たちです。本人の意識によるところが大きいのでしょうが、やっぱり整形以前にファッションとかコスメに対する関心、意識も高いですね。二人とも今となっては結婚してますが、旦那さんは知らないようです。
また私の妻の友達で美容整形をした人がいます。現在のフェイスブックにあがっている写真はそれはそれは美人さんなんですが、妻から見せられた高校の頃の写真を見るとお世辞にも可愛いとは言えない顔でした。こういうことがありますので、あまりにもベトナム人離れしている顔の美人にはどうも勘ぐってしまいます。