ベトナム女子が期待するレディファーストについて考えてみる

女性の日が年に2回あったり、バレンタインは男性から女性に贈り物を送るなど女性を大事にしているという話題が挙がりやすいベトナムですが、レディーファースト精神がない男は相手にされないという話もあります。しかし実際のところはどうなのか?その辺りを少し掘り下げて書いてみます。

誰に対してレディファーストをする?

まずレディーファーストをする相手として、自分の恋人に対してのみ行うのか、あるいは世の中の女性全てに行うのかという話から入ります。

一般にベトナム男性の行動を見ていると自分の恋人またはそうしたいと思わせる女性に対してレディファーストを行っているようです。そりゃわけの分からん女やオバハンに無償でレディーファストする精神なんか、よほど慈善にあふれる男以外は持ち合わせてないわけで、あくまで「レディ(淑女)」に対してするもんだという考えなわけです。(日本、ベトナムの女も含めて、自分の立ち居振る舞いは棚に上げて男にレディファーストを求める勘違い女は結構多い)

で、当のベトナム女性は恋人に対してある程度のレディファースト求める傾向にあります。しかしそれが長く続かないということは本人たちもそれなりに自覚しているようです。というのも付き合い始めはそれこそ犬のごとくご主人(彼女)にいたせり尽くせりしていますが、結婚後は一気に亭主関白化する男も珍しくありません。特に夫の家に嫁ぐとなると、母親始め親族は基本夫寄りですので、夫としてはより気が大きくなりやすいということもあるのでしょうか。(逆に女性が虎化して家庭を完全に牛耳るパターンもありますが。。。)

なので恋人から受けるレディファーストは、これがいつまで続くのかしらと内心冷静に見ている人も中にはいるようでして、そんなあからさまなレディファーストよりも家庭を築いた後に家事を手伝ってくれるような夫だったらいいなあと密かに想っていたりします。

レディファースト精神がなくても恋愛はできる

ベトナム女性の紹介でレディーファーストをしないと恋人になることができないと紹介している記事は結構ありますが、必ずしもそうではありません。私の周りや聞いた話で、レディファーストをされないですぐに怒り出す女はわがままで、性格に難があります。無理にレディファーストをして頑張っても疲れるときがくるのが絶対来ますので深入りしないほうが賢明かと。普通のベトナム人女性は「やってもらったら嬉しいけど、されなくてもそこは大して重要ではない」程度に考えています。変に無理してレディーファースト意識すると恐らく双方が疲れるんじゃないでしょうか。

まあ女性に対する気遣いはもちろんあったほうがいいですが、日本で考える常識レベルと同じで十分で大丈夫です。

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