ベトナム人女性の生理事情について。これまで妻や職場の女性、友人女性から聞いた話を以下に纏めます。そんなこと纏めんでも。と思う方もいるかもしれませんが、ベトナム何でもブログなんで。
初潮を迎えたときの感覚
一般的には10歳から13歳ぐらいまでのようなので日本人と同じようなものでしょうか。近年は人工的な加工食品などの影響で初潮を異常に早く迎える女児もいるそうですが、大よそ上記の年齢に収まるようです。ベトナムではまだ学校などでこの類の保健の授業がないようで、大概は母親や親族の女性から教わって対処するようです。妻曰く、初めて迎えたときは「これで大人の仲間入りができる!」と嬉しい気持ちがあったんだそうな。
因みにベトナム人女性曰く、学生時代、友達同士でそういった話をしたり、意識する場面はそれほどなかったようです。考えてみればベトナムでは当時ほとんどの学校で水泳の授業がありませんでしたし、修学旅行や誰かと一緒にお風呂に入るということもありません。学校行事を通じてそれほどモロに意識することもなかったんでしょう。
生理用ナプキンはどれを使う?
ベトナムでも色々な生理用ナプキンが売られていますが、やっぱり日本製は人気がある模様。私は男なんでよく分かりませんが、やっぱり吸水性とかに優れているということなんでしょうか。上の娘がまだ0歳5か月の頃、出先でオムツが無くなってしまい、どうしても手に入らない時間帯がありました。とりあえず数時間のしのぎとして、妻がたまたま携帯していたナプキンで代用したことがあります。その時に初めてナプキンをまじまじと見ましたが、さすがに赤ちゃんのオムツほど吸水性は無かったように記憶しております。
妻の祖母は自宅で雑貨屋を営んでいたのですが、ナプキンも取り扱っていて、ほとんど祖母の店で調達していたと言います。しかしある時から別の店で買うようになってしばらく経つと、祖母から「妊娠したのか!?」と言われたんだそうな。当時19歳のときの話だそうです。
トイレのウォシュレット
日本のようなウォシュレットではなく、手動で水を出すタイプのウォシュレットがベトナムのトイレにはあります。これはウォシュレット兼掃除用のホースとして使用されるのですが、男性も女性もどちらでも使われています。かつてトイレットペーパーが一般的ではなかった時代では、大の後にそれで尻を洗って終了という感じでした。今でも田舎に行くと、ズボンの尻の部分だけが濡れている男性を見ることがあります(女性は今のところまだ見ていない)。
一方女性の場合はビデの役割もあるようで、結構需要があるようです。私のオフィスが入っている共用のトイレにはこの手動ウォシュレットが設置されていませんでした。ビルの管理会社に設置を求めましたが答えはNo。だったら自分たちでお金を出し合って買おうじゃないかとなりまして、3つの会社に所属する女子社員が一人500円ほど出し合って設置しました。私は「トイレットペーパーで頑張って拭けばいいんじゃない?」と女子スタッフに言いましたが、「生理のときに大変だからあったほうがいいの。」と言われました。この辺りの衛生意識は強いのね。
ベトナムの生理休暇
ベトナムの労働法では生理休暇たるものがあります。規定では整理期間中は1日30分の休憩が認められていますが、雇用者も労働者もこの法律の存在自体を知っている人があまりいないということで、実際に生理で30分休憩している会社はあまりないように思います。私の会社の女性スタッフはお腹がいたいということで、適当に就業時間中にソファーで寝転がっていますので、そんな感じで消化している模様。
私の妻も「お腹いたーい」とかよく言ってますが、少なくとも男性よりは女性のほうが身体の面で苦労することは多いと思います。社会的にこれをどうサポートしていくべきか、これは日本でも少し前に話題になっていましたね。生理痛の程度って人種によって差があるのかな??