間接キスに対するハードルは人それぞれです。他人でも気にしないという人は日本人だと少ないかと思いますが、私も自分の家族以外で間接キスは嫌です。今回はベトナムで生活していると知らない間に間接キスをしているかもしれない機会について書きます。
ベトナム人にとっての間接キスの意識は?
ローカル色が強ければ強いほどコップなどの回し飲みが多くなるベトナム。場所によっては衛生的に受け付けられないと思うことが多々あります。ベトナム人の中でも田舎や年齢層が高い人はこの辺りの許容範囲が広くなります。
ベトナムのローカル食堂あるいは田舎の家庭では、水やお茶の場合コップは使うたびに洗わないことがあります。感覚としては水などの場合、目に見えて汚れるわけではないから一日1回洗えば十分だろうという感じでしょうか。しかしそういう事情を知っている私にとってはやはり抵抗があります。
家庭内のことであればまだいいんですが、いくつかの会社(特にローカル企業)でもこの傾向があるので厄介です。職場に水を飲むためのコップが置いてあるのですが、そのコップが共用で洗わずそのまま使用しているパターンです。
日系でそれはないと信じたいですが、ローカル企業へお邪魔して水を出されると、どうにもそのことが頭をよぎります。正直コップを使わずペットボトルの水をそのまま出してもらえるほうが安心します。
またローカルの食堂では店先に飲食を終えた人用のお茶が置かれているのですが、これもコップは都度洗われていません。どんなおっさんが使用したか分からないコップを使う気にはなりませんので、このサービスは毎度スルー。妻もこのコップは気持ち悪いから絶対使わないとのことです。
若い世代、都会的な世代は基本間接キスNG
いわゆる近代的なベトナム人は衛生観念や感覚的なところからこの間接キスを嫌います。ベトナム人大好きな鍋料理でも直箸NGという若者は多いです。もっと言えば便座の間接尻?もNGな女の子も増えているようで、使用する時にはトイレットペーパーを下に敷いていると言います。この手の層の感覚は日本人のそれとあまり変わらないように思います。
しかしこの辺りの間接キス事情もコロナによりかなり改善されたように思います。コロナ禍を通してベトナム人の衛生意識は高まったと思いますし、できればこの辺りの感覚をデフォルトとして持ち続けてほしいものです。