ベトナムの都市部には路上の靴磨き職人がたくさんいます。外国人で定期的に利用しているという人は少ないかと思いますが、オフィス街ではそれなりに需要のあるサービスでしてオープンカフェなどに行くとよく目にします。今回はこの路上の靴磨き職人について書いていきます。
どんな人が路上で靴磨きをしている?
オフィス街ではオープンカフェで一服している会社員を狙って営業にくる職人が数多くいます。料金は100円前後と安価で、見た目には日本の靴磨きと遜色ない程度にきれいにしてくれるます。なので値段的な手軽さや一服中の時間を利用して頼む客もたくさんいます。磨くだけでなく靴の修理などもできようで、常に道具一式が入った手提げかばんをもっているのが特徴です。私もたまに革靴をやってもらうことがありますが、スニーカーでも呼びかけてくることがあります。スニーカーの場合どのようにきれいにしてもらえるのか気になるところですが、今のところまだやってもらったことがありません。
嫁が言うには、
「あの仕事をしている人はすごく貧しい人なのよ。」
とのこと。まあ確かに一回の料金がそんな額ですし、恰好などをみても決して裕福そうには見えません。中には身体に障害がある人も見受けられますので、それなりに訳ありの人が多い業界なのではと思われます。
悪い靴磨き職人
しかし外国人旅行者の多いエリアの靴磨き屋は厄介です。必要最低限の英語をもとに通行人の旅行者に話かけ、無理やり靴磨きを行おうとします。タチが悪いやつは店先のカフェで寛いでいる旅行者の靴を勝手に磨きだし料金を請求してくるのもいます。しかもその料金も上で言った10倍ほどの値段。ベトナムで生活している私からすれば全然対価に見合った仕事をしていません。これでは先ほどの真面目な靴磨き職人が気の毒です。
新興国にありがちですが、旅行者から相場の数倍の値段を取って懐を温めているのは大勢います。ある意味これも一つのスキルなのかもしれませんが、やはり取られる側の立場からしたら面白くないものです。
因みにこれもあるあるですが、相手が外国人ということで言葉巧みに近寄ってくる連中も、その相手に母国語で流ちょうに返されると離れていく傾向があります。かつては私も英語で応答していたので撒くのに時間がかかりましたが、今ではベトナム語で応答するので瞬殺できるようになりました。