先日友人とビアホイ(ベトナム式ビアガーデンのようなところ)で飲んでいたときの話。コップが割れる音と怒声が響き、近くのテーブルでケンカが始まりました。ビアホイではよくある光景で客も店員も見こそはしますが、慣れた視線で一瞥するような感じです。
ケンカの内容はよく分かりませんがとりあえずオッサン同士が罵り合い、同じ仲間たちが宥めて収めようとしています。怒声が響きうるさいので迷惑ではありますが、店員の「他のお客様に迷惑ですので。。。」という注意は当然ありません。
こんなやり取りを見ていた時にふと思い出したのが日本の「表に出ろ!」のフレーズ。今の時代これをケンカの合図として使う人は減ったように思いますが、中で暴れたら物が壊れたり他の人に迷惑をかけるという配慮が伝わるフレーズです。「おい、お前らケンカなら外でやれ!」て感じの定番フレーズもベトナムではないようで、喧嘩行為が他人への迷惑行為になるという感覚はあまりないのかなぁと思いました。
とは言うものの酒癖が悪いベトナム人、飲むと短気になる人は当然ベトナム人からも嫌われるわけでして、今の若い男性ではそういう人はカッコ悪いという認識です。ですので上の世代よりも酒に対するだらしなさはマシなような気がします。
以上、ビアホイで見たケンカから少し考えたことでした。