ベトナムのカラオケに通う日本人に対する目線

なぜ日本人はカラオケに通うのか?あるベトナム人の言葉です。ここで言う「カラオケ」とは歌を歌うために行く「カラオケ」ではなく女性に接待される「ベトナム式カラオケ」のことです。日本で言うキャバクラとかガールズバーと考えれば早いかと思います。今回はなぜ冒頭のベトナム人がこのように考えるのかを紹介します。

ベトナム人キャバ嬢について愚痴を垂れる日本人

カラオケに行っても癒されるどころか逆にストレスが溜まる。こんなフレーズを日本人からよく聞きます。だったら行くなよと思うんですが、会社の接待やら付き合いなどで仕方がなく付き合っているという人も中にはいるでしょうし、口でそう言ってるだけで実際は止められないなんて言う人もいるかと思います。

お金ありきの商売なので、嬢も口では調子いいことを何とでも言うでしょうし、チップを含めて金銭的な要求があるのは普通のことかと思います。しかしまあ「金ばかり」とか「態度が悪い」とか「顔が可愛くない」など文句は結構聞くもので、日本でもそんなにキャバクラ通いしてたのかな?と個人的には思います。

ベトナム人から見るカラオケ嬢

10人に聞いたら10人とも肯定的な意見は返ってきません。ベトナムのカラオケ嬢として連想されるのは、

・地方からやってきた人

・金にがめつい

・無駄に派手で品がない

というイメージのようです。ローカルのカラオケ嬢と日本人が通うカラオケ嬢はまた少しカラーが異なりますが、カラオケ嬢と付き合ったり結婚するのは似たような職業の男が多いということで、普通の会社員がカラオケ嬢と恋愛関係になるのはほとんどないそうです。「カラオケ嬢にうつつを抜かす=体目当て」というのがベトナム人の中での常識で、結婚なんてとんでもないと普通の人なら考えるそうです。日本人の場合はカラオケ嬢と恋愛関係になって結婚というケースもありますが、ベトナム人からするとそれなりの身分の人がカラオケ嬢と結婚するのは中々に不思議なことだそうです。個人間の恋愛なんで大きなお世話だと思いますが、そういう目線があるということは知っておいてもいいかもしれません。

日本の中年がカラオケに通うのに違和感

カラオケ嬢と遊ぶベトナム人男性は基本若い人です。なのでそんな状況から、日本人のオヤジがカラオケに入り浸るのにとても違和感を感じるのだそうな。確かに日本でキャバクラに行くことを日本の女性に知られるより、ベトナムのカラオケ(キャバクラ)に行くことをベトナムの女性に知られるほうが軽蔑される感が強い気がしますので、それも頷けます。ベトナムにいる日本人は中途半端にお金と時間がある人も多いので、日本でキャバクラに行ってなくても現地でデビューするという人もいるでしょう。日本人社会では特に問題がないかもしれませんが、傍観しているベトナム人からは知らないところで後ろ指をさされているかもしれません。

日本人相手のカラオケ嬢とベトナム人相手のカラオケ嬢は同じだろうか?

ある日本人の話でベトナム人相手のカラオケ嬢と比べると日本人相手のカラオケ嬢のほうが若干意識が高いという話を聞いたことがあります。日本人相手のカラオケ嬢では大学生で日本語を勉強しているから、その語学力向上のためにカラオケ嬢をやっているという人もいます。そんな真面目なカラオケ嬢に胸を打たれる日本人男性もいるようですが、そもそも真面目だったら最初からカラオケ嬢の道を選ばんだろうという冷静なツッコミも聞こえてきそうです。

本気でも遊びでもベトナムのカラオケ嬢にはまる日本人は一定数います。そういった男性に対して日本人女性からドライな反応も見られますが、いずれにしてもベトナム人からどう見られているかということはある程度理解しておいたほうがいいかと思います。特に会社でそれなりのベトナム人をマネジメントするような立場ですと、求心力にも影響してきそうな部分ですので気をつけたいものです。

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