最近ここにもマンションができたか、と思っててしばらく経つと「あれ?この建物最近できたんじゃなかったっけ?」と思うぐらい劣化が早いベトナムの建物。今回はベトナムの建物の劣化について思うところを書きます。
もう全部が原因
私が住んでいるマンションはもうすぐ築5年。でも日本に帰ったときに見る築30年ぐらいのマンションと比べても見た目は変わらず、外壁が白だと特にその辺りの劣化が早いように見えます。建設関係者から言わせるとコンクリートの質とか塗装の問題というし、他にもメンテナンスの質とか頻度の問題もあるようです。あとまあ私が勝手に思っていることとして空気の問題とかその建物を使っている人間自身の問題もあるように感じています。つまりもう全部ですね。結局は「建物=その国」なのかな。
家を丸洗いしている人
一軒家が立ち並ぶ閑静な住宅街が私のマンションの近くになります。住人は現役引退したようなそれなりにお金をもっているような人が中心で、夕方になると住人同士で屯して会話を楽しんでいたり、そのエリアをサイクリングしているなど、ごちゃごちゃ騒がしいハノイとは少し異質なエリアとなっています。車通りも少なく人もあまりいないので私もジョギングなどをするときによく出入りしています。
そんな中、ホースを使って自宅を丸洗いしている住民を見ました。家のドアやら窓を全て締め切った状態で高圧水流で豪快に洗っています。閑静な住宅街と言えどまだまだ建設している途中の住宅もありますし、日々ハノイの空気にさらされています。水で洗い落された細かい砂など住宅前に流れ出る水の色を見ているといかに汚れているかが分かります。できれば私の部屋のガラス戸もそれで綺麗にしてほしいものです。
マンションの窓が引き戸ではないので掃除しようにも手が届かず、中途半端にしか掃除できません。結局豪雨の時に直接打ち付ける水でキレイなることでしか対応できない現状となっています。