国際結婚で双方の国が衝突した場合

ロシアとウクライナの戦争はいつまで続くんでしょうか。そうこうしているうちに1年を超えましたね。国際結婚をしている身としてそれぞれの国が戦争状態になった場合どうなるか考えてみました。生活的に色々不便が出てきそうです。

国民感情とどう向き合うか

ロシアとウクライナは陸続きで隣接しているので、両国の国際結婚も多分多いでしょう。その人たちって今どんな風に暮らしているのかな?と思うことがあります。日本とベトナムが戦争状態になるのは今のところ想像できませんが、もしそうなった場合自分の家族はどうなるのでしょう?

どこに住む?

仕事でベトナムに来ている日本人たちは日本へ引き上げるでしょう。しかし生活の基盤がベトナムにあってベトナム人との家庭があるような場合はそう簡単にいきません。まずベトナムが日本人の滞在を認めるかという問題があります。強制退去ということで日本国籍者は追い出されるかもしれません。その場合は私だけ離れて暮らすか、それとも両国の国籍がある子どもたちと一緒に日本へ行くのか?中々難しい問題です。

また日本側はどうでしょうか。戦争状態になった場合に相手国の人間を受け入れるでしょうか、配偶者や家族であれば特例として認めるような措置をとるでしょうか?海外の戦争でそういう境遇の人たちがどのようにしていたのか気になるところです。

誹謗中傷される可能性

例えば家族全員で日本に入れたとしても妻に対するバッシングがあるかもしれません。ロシアとウクライナの戦争でも日本在住のロシア人に対する嫌がらせや誹謗中傷をする人がいるわけですから、それが直接の敵国の人間ということになるともっと酷いことになると想像できます。日露ハーフの子どもも学校でからかわれたという話もあるようですし、やっぱり自分の子どもに置き換えて考えてみると悲しいですね。

一方私がベトナムにいたとしても同じことがありえるわけでして、そんな目に遭った場合にどう折り合いをつけるのか難しいところです。

日中や日韓の国際結婚

お隣さんとは摩擦も多いので、日中や日韓の国際結婚カップルは双方の悪い国民感情と向き合わなければいけない機会も多いのではないでしょうか。ベトナムも最近は不良な労働者などによる犯罪行為のおかげでイメージが悪くなっていますが、今のところ政治的な衝突がないのが救いです。あとやっぱり中国や韓国は一部で反日がある一方、ベトナムでは目立った反日があるわけではありませんので、少なくとも日本人がベトナムにいて思想的な観点から嫌な思いをする機会がないのも大きいでしょう。

国際結婚というと家庭レベルでの摩擦や困難な部分に意識が向いてましたが、今回改めて外的要因として戦争を取り上げて考えてみました。まあ仮に日越で武力衝突が起きた場合、ベトナムのほうが国のために戦う国民が多いように思うのは私だけではないかと思います。

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