子どものおもちゃグッズの中にカメラが入ってました。子どもは面白がってカメラで撮影真似をしていますが、そういえばと思い妻に聞いてみた話を記事にします。
カメラを使ったことがない妻
妻と知り合ったのは7年前ぐらいですが今まで妻がカメラを手にしているところは見たことがありません。それもそのはず写真を撮る時はいつもスマホでカメラを改めて使う機会がありません。私もスマホを使い始めてからは同じような感じでして、恐らく趣味が写真撮影とかいう人以外は大体皆さんそんな感じではないでしょうか?しかし私というか一定の年齢以上の日本人はスマホが出る前はカメラで写真を撮っていたわけでして、カメラを使ったことがないという人は珍しいかと思います。
ベトナムでもスマホが普及する前はカメラでの写真撮影をしていました。しかしカメラそのものが高級品であることから一家に一台あるというような代物でもなく、一般家庭において撮影とはかなり特別なときだけの行為だったんだそうな。言われてみれば妻の幼少期の写真(アナログ)は極端に少なく、スマホ普及以降の写真がやたら多いという状況です。子どものときに写真が自由に取れなかった反動が今に来ている?ベトナム人の自撮り&加工修正大好きはこういった物質的な急速な進歩も影響している?なんて想像しながらもう少し掘り下げて妻の話を聞きます。
レンタルカメラ
20年ぐらい前は旅行に行く人もまだベトナムでは少なかった時代ですが、そういった特別なときや、カメラマンを別に雇わずに撮影を行うようなイベント時にはカメラを貸し出すという商売があったようです。大体大人数で集まる時にはその中に誰かはカメラの使い方をしっている人がいたようで、その人が当日の即席カメラマンになっていたんだそう。また貸出のカメラは基本一般家庭では高級品とされるものだったので、扱いには随分注意したんだそうです。万が一でも壊してしまうと当時の給料3カ月分ぐらいは吹き飛ぶぐらいの弁償額だったようなのでそれも頷けます。
妻が子どものときに誕生日会で撮ったという写真(カラー)を見たことがありますが、昔の大人は写真を撮る時に笑わないといいますか、皆さん真顔で写っています。誕生日会なのになぜか皆真面目。そういえば日本でも昔の人の写真は笑顔じゃないからそれと似たような感覚なのだと思います。
日本人の若い世代は?
日本人でもやっぱり20代前半とかになるとカメラを使ったことがないという人に出会うことがあります。なのでもちろん使い捨てカメラなんてのも噂で聞いたことがある程度というわけで、それを使ったことはもちろん、使い捨てカメラの写真も見たことがないということになります。
私が中学や高校のときは自分のカメラをもっておらず、また親のカメラは壊す可能性があるからということで使い捨てカメラを使っていました。まあ当時はこれが便利だったわけですが、改めて見ますとやっぱり画質は悪いですね。大切な友人との想い出なので綺麗な写真で保存したかったと思う一方、これはこれで当時の時代を反映している別の意味で良い画質なのかなと思ったりもします。
私の子どもも今のままで行くと自分でカメラを使っての撮影はしたことがないということになるでしょう。ただこの記事を書きながら今も手元に数年使っていないデジカメがあるのを思い出したので、壊されない程度に子どもにカメラ撮影の機会を与えてみることにします。