ビールを飲むから腹が出る。論理的なようで論理的でもないような肥満理由。中年男性の肥満は日本でもベトナムでもそう変わりません。ベトナムでも30代で家庭を持っているような人で、太鼓腹のパパはたくさんいます。こういう体型になると一気にオジサンに見えてしまうので気を付けたいですね。
お腹が出る理由の誤解
ベトナムはアジアの中でもビールの消費が多い国で、男性の肥満理由でビールを挙げる声が目立ちます。確かにビールは肥満の助長になりますが、そもそも全体的なカロリーで太ることを考えるとビールだけを悪者にするのもいかがなものかと私のような左党は思うわけです。まあ日本のように糖質フリーのビールとかは皆無なんですが、そもそも糖質とかいう概念がこちらではまだ浸透していません。
私はビールよりも寧ろ酒(蒸留酒)を好むほうなので、付き合いでビールを飲むにしても始めの一杯だけ。そのあとは酒に切り替えます。ある友人は、
「そうやってビールを一杯でセーブするからあなたはスリムなんですね。」
と言います。
「いやいや、1日で摂取するトータルのカロリーさえ間違えなきゃ30代でそんなに腹は出ないんだよ。」
実は私は暴飲暴食できるタイプで、飲み会のときには食べる量を減らして酒を飲みます(なので酒の席でしか飲食を共にする機会のない人は私が少食だと思い込んでいる人がほとんど)。
もちろん身体もできるだけ鍛えるようにはしていますが、状況に応じてセーブする意識が一切なければ間違いなく肥満街道を走っていると思います。因みに〆のラーメンは未だやったことがなく、その気も起きたことがありません。
ベトナム人は意識が高い人以外、健康維持に運動がいいことは知っていても、どんな食生活をすれば太りにくいかなどは知らない人が多いです。なのでダイエット中だからとご飯を食べずにおかしだけ食べるとか、炭水化物だけを食べているようなベトナム人女性に出くわすこともあるわけですが、そういう人の場合たいがい成果が出ないものです。