ベトナムには現地のカラオケ嬢と恋愛をしたり結婚、また不倫関係や現地妻という形で囲っている日本人男性が一定数います。それと同時にカラオケ嬢に酷い目に遭ったという男性も一定数おり、様々な情報が入り乱れています。この記事では私自身が現地の日本人男性やベトナム人からの意見などを聞いた上で私見を交えて紹介します。
ベトナムのカラオケ嬢とは
カラオケ嬢というのは日本であまり馴染みがないかもしれません。スナックのママやラウンジレディみたいなものを想像するかもしれませんが、似たようなものと思ってもらって結構です。ベトナムではカラオケボックスに女性を席に付けることができ、一般にその女性のことをカラオケ嬢と呼びます。簡単に言えばキャバ嬢です。もちろんすべてのカラオケがそんな店ではなく、女性を接客させるカラオケとそうでないカラオケの住み分けはあります。
どんな女の子がカラオケ嬢になる?
ローカルのカラオケ嬢(ベトナム人向け)と若干違いがありますのでここでは日本人向けカラオケ嬢について書きます。まず日本人向けカラオケでは日本語を使用することを求められるので、日本語を学んでいる(趣味、仕事のため、その他)女の子が在籍しています。年齢は大体20代が多いですが、中には小遣い稼ぎの大学生も混ざっています。ハノイやホーチミンなどの都市部出身よりかは地方出身の子が多いんですが、これは実家通いの女の子だと何かと親からの干渉が問題になるからと考えられます。
ルックスは?
日本人の好みに合わせた子を採用していると言いたいところですが、全体的な平均のカラオケ嬢で考えると日本人向けカラオケ嬢のルックスは平均以下のような気がします。もちろん好みの問題もあるので何とも言えないところですが、日本人相手で日本語を求められるとなると集まってくる女の子も限定されるので仕方がないといえば仕方がないのかもしれません。因みにローカルのカラオケ嬢と比べて日本のカラオケ嬢は比較的ロリ系の顔立ちが多い気がします。一方ローカルのカラオケ嬢は派手なファッションやキツめのメイクが多いです。
カラオケ嬢に盲目的な恋をすると・・・
時折ベトナムのカラオケ嬢を素朴だとか純粋だとかではまっている日本人男性がいますが、これはかなりイタイ話です。冷静に考えて今の相手の態度は金銭がある上でのやり取りだと考えることができなくなっていると言えます。特に40代以上の男性はこの手の若い女性に引っかかりやすいですが、若い女を手に入れたという一つの高揚感から冷静に見る目を失っているようにも感じます。以下に実際の日本人の例を3つ載せます。
ケース1:40代男性 製造業営業部長の場合
日本からの駐在で某製造業の営業部長です。独身なので恋愛は自由ですが現地のカラオケ嬢にほれ込み、同棲→結婚まで至りました。しかし元々片言の日本語でのやり取りだったので複雑な話はできず、普段から出ていくお金も多いのが問題となります。特に結婚後は家計を握られ駐在手当のみならず日本側の基本給も使われる始末で、帰任となった場合は日本で今と同じレベルの生活は確実にできないだろうということで離婚を考えているとのこと。子どもはいませんが相手の女性も特に離婚しても問題ないような態度で、同じカラオケ嬢仲間と結婚後も派手に遊びまわっているようです。
ケース2:40代日本人 コンサル営業部長の場合
現地採用ですが日本に奥さんがいながら単身でベトナムに来て働いている珍しいケース。夫婦20年近く経ちますが子どもはいません。お互いに自立して自由な生活を送っていますが夫婦仲は良好とのことです。で、ベトナムに来てから現地のカラオケ嬢を現地妻として囲っていましたが、現地妻に渡すお金が徐々に上がってくること、また当初自分の考えていた妻としての役割を全うしてくれないこと、また相手が外国人なので日本人的な悩みや気苦労を理解してくれず日常での癒しを求めることはできなかったということ。こんなことからやっぱり日本の妻のほうがいいということで手を切ったようです。しかしすんなり切ることができず、日本の奥さんにばらすとか会社に乗り込むなどの脅しをその女性と連れの男性からかけられ、結局手切れ金100万円ぐらいを支払い引き下がってもらえたのだとか。
ケース3:50代男性 商社経営者の場合
これまでずっと独身できていましたがベトナムで企業をしていそれなりに経営が軌道に乗っている経営者です。また行きつけのカラオケのカラオケ嬢が好きになり猛アタックを仕掛けていました。相手の女性はまんざらでもないような態度を取りつつも結婚をする気はさらさらなく、日ごろのデートや付き合っているかいないか微妙なラインをずっと続けてきていたようです。するとある日突然音信不通になり結局単に貢いだだけの淡い恋愛に終わってしまったとのこと。
ベトナム人が考えるカラオケ嬢とは?
10人いれば10人がやめておけと言う
カラオケ嬢の女が全て悪い女というわけでは決してありませんが、少なくともベトナム人はそう考えるということです。確かに私の知り合いがカラオケ嬢と結婚したと言っても、「おめでとう」とか「それは良かったね」という返事が返ってくることはありません。大概が「大丈夫?」といった反応です。カラオケ嬢と結婚すると表でも裏でも少なからずそういった反応を受けることを覚悟する必要がありそうです。
カラオケ嬢と日本人の相性は悪い?
ベトナム人から見て日本人とベトナムのカラオケ嬢は不釣り合いだと言います。と言うのも彼らが言うカラオケ嬢は店のボーイやそれなりにやんちゃしている男性、俗にいう不良と結婚したり恋人になる人が多いと聞きます。一方ベトナムで働いている日本人というと殆どが会社勤めでそれなりにちゃんと学校も卒業している人たちですので、育った環境や感覚的な部分で根本的なずれがあると指摘しています。言われてみれば確かにその通りで一般的なベトナム人女性と結婚する以上の苦労が想像されます。
ここまでの記事の書きぶりでいくとカラオケ嬢と結婚するのはやめておけというような内容になりますが、恋愛は自由なのでそこまで言うつもりはありません。ただあまりに盲目的になりますと取り返しのつかないことになる可能性もありますので、冷静に考える時間はあってもいいかと思います。中にはカラオケ嬢と結婚して幸せにやっている人もいますので、そこは自分の判断に委ねられるかと思います。