普段着る服は日本に一時帰国したときにまとめて買う私ですが、下着関係はベトナムで買うこともあります。しかしベトナムで買うとなると微妙に日本との違いを感じてしまうことも。こちらの記事ではベトナム人の男女が身に着ける下着について思うことを書きます。
ベトナム人男性の下着
パンツ
パンツはベトナムでもブリーフ、ボクサー、トランクスのそれぞれがあります。トランクスは比較的年配に好まれているようで、若者はブリーフ、ボクサーの利用率が高い模様。私はボクサータイプを愛用していますが、ベトナムでブリーフデビューもいいかなぁと最近思っています。しかしベトナムのブリーフと、ボクサーはなぜか前開きタイプが売っていません。日本では前開きと前閉じの両タイプが売っていますが、ベトナムでは前閉じのみです。これがネックとなってベトナムでパンツが中々買えないことになっている私。個人的に謎なんですが、前閉じタイプはどういったメリットがあるんでしょうか?
靴下
靴下はそれほどそん色ありません。値段に応じてそれなりの質のものも普通に手に入ります。しかし靴下を履くシチュエーションが結構日本のそれと違うような気がします。ベトナムでは靴を裸足で履く人も結構見受けられ、仕事に行くときに履くような革靴でも裸足というベトナム人男性をよく見かけます。石田純一スタイルでファッションを意識したものでしょうか?いや、単に履くのが面倒くさいとかそんな理由かと思います。同じく踝ソックスを革靴に合わせるベトナム人男性もよく見受けられます。顧客対応をする際の踝ソックスは日本ではNGかなと思いつつ、私も顧客対応が入っていない日はたまにやります。やってみると夏場など案外快適です。本来男性の靴下に目が行くことはそんなにないんですが、バイクにまたがっているときなどはズボンの裾が上がりますので、その時にどうしても目に入ってしまいます。
ベトナム人女性の下着
ブラジャー
色んなタイプのブラジャーが売られてまして、昔と比べるとずいぶん種類も増えたとのこと。比較的こちらの女性は濃い目の色を好むのかなぁと思いつつ、シャツの下にブラジャーの色が透けていてもそれほど気にしないベトナム人女性に出会うこともよくあります。因みにベトナムのブラジャーは固め且つ厚みがあります。なので服の上から見ると本来よりも胸が大きく見えやすいです。アオザイを切るときなどはそれが補正下着みたいになって、猶更スタイルの良さ(胸の大きさ)が強調されますが、実際は男性が期待するほど胸が大きいというわけではありません。巷でベトナム人女性は胸が大きいと言われているみたいですが、実際のところ世界平均でも小さい部類、スリムな身体を考えればむしろ妥当と言えます。余談ですがバイクで後ろにベトナム人女性を乗せると、自分の背中にその女性の胸が当たることがあります。しかしその時の感触も「何か固いな?」と感じるのはベトナムのブラジャーの影響です。
パンツ
ブラジャーと同じく濃い目の色を好む傾向があるでしょうか。単純に汚れが目立ちにくいからとか、ブラジャーの色と合わせたいからという理由になるかと思います。現在のベトナム女性は各々ファッションを楽しむほど経済が発展しましたが、下着にファッション性を求める時代にも突入したようにも思えます。特に近年ではセクシーランジェリーの類も市場に出回るようになり、世の男性のナイトライフに色を付けるようにもありました。今後もこの傾向は続くと思いますが、地方などでは商品の流通事情も相まって、まだまだ保守的な下着を身に着けている女性が多いと思われます。
パンスト
元々生足文化なので、パンストは足を綺麗に見せるために履くというよりは防寒のために履かれているような感じです。なので気温が温かいとパンストを履く女性を見ることは基本的にありません。なので常夏のホーチミンではパンスト率は低く、逆に冬場のハノイなどではパンスト率が高くなります。パンストの質はやはり日本製が人気なようで、日本の輸入品店の他、下着売り場などで日本製のパンストが売られている場面をよく目にします。因みにこちらではパンストが伝線したとしても必ずしも廃棄するというわけではないようで、伝線したパンストを履き続けるベトナム人女性もよく見ます。こういったところからもパンストはファッションではなく、あくまで防寒の意味合いが強いということが窺えます。伝線したときのために予備のパンストを携帯している日本人女性もいるかと思いますが、ベトナム人女性でそんな人はまずいないでしょう。
こちらでは女性の下着が無防備に干されていることも多いのですが、その下着を盗む下着ドロも普通にいるようで、私の会社のスタッフもかつて下着ドロにやられたことがあると言ってました。どこの世界でもやる奴はやる、といったところなんでしょうね。